1 題材の目標

絵画でのスケッチやクロッキーは、物の形や特徴をとらえる練習としては、最も簡便で効果的であろうと思われる。
この題材は、その手法を立体に応用しようというものである。
絵画で立体を表現するときは、普通三次元から二次元への変換として一点透視図法や空気遠近法などの技法が用いられる。
立体では、三次元同士なので簡単そうだが、視点の移動によって基準点が定まりにくくなかなか難しい。形づくりには、さらにその上の四次元(時間軸)的思考で処理する必要がある。
この抵抗感が、難しさとともに追求や意欲の原動力となっていくと考えている。
スケッチ後のほどよい疲れが、充実感となって感じられるとき、創造への一歩が始まる。



2 題材の評価規準

関心・意欲・態度 芸術的な感受や表現の工夫
土は、太古の昔から人間とともにある身近な素材である。そんな素材に興味をもち、創作意欲を高めることができる。 粘土が、自分の表したい形に適した性質になるように、水の割合や扱い方が工夫できる。
創造的な表現の技能 鑑賞の能力
表したい形状に応じて、中を空洞にして軽くしたり、材を入れて補強したりするなどの工夫ができる。 それぞれの形の把握の仕方や形に適した形状の工夫などを知り、自分の表現に生かそうとしている。

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1 題材の目標   2 題材の評価規準 3 主な学習内容と評価 アドバイス 資料

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